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今年は桜花賞で勝ち馬ソダシに際どく迫った2着サトノレイナスが、ここをスキップして牡馬相手のダービーに挑戦。“駿馬”ウォッカのように通用するか否かはさておき、オークスのソダシ①人気は確定したようなものだ。

穴党としては、美しい白毛の主役ソダシをどう扱うか？　無敗5戦5勝、レコード勝ち2回。先行タイプでスピード能力が極めて高い。新馬戦を除き、すべて道中3・4番手から直線早め先頭で押し切った。ペース不問なことから折り合いバッチリ。東京コースも経験済。しかし、これまで全て良馬場、距離経験が千八迄なので、死角は馬場が渋った時と距離延長と。。

重箱の隅を楊枝でほじくるな！と言うなかれ。ソダシは血統と脚質がどうも危うい。血統はクロフネ×キンカメ配合、母ブチコ。どう見ても砂のマイル～中距離型。レベルが上がった近3戦は上がり3位以内ナシ。末脚の切れ味勝負になりやすい舞台だけに不安。無敗で“桜冠”を射止めたのだから砂馬のイメージはさておき、距離延長と切れない末脚が引っかかる。しかも、今回は逃げ馬不在。隼人は逃げの手もほのめかす。ただし、血統から馬場が渋るのは歓迎か。いずれにせよ、珍しい白毛も手伝ってアイドル・ホースとなった今、適性以上の過剰人気と感じてしまう。

【ククナ】

格好の穴馬。桜はソダシにやや離された6着。だが、上がりはレイナスに次いで切れた。その【33.2】はソダシのそれをコンマ6秒も凌ぐ。走破タイムはコンマ7秒差だから、道中もう少し前で流れに乗れたら勝ち負けした可能性が高い。今回は最内①を引いた。さすがに、鞍上はある程度うながして中団差し？　ゲートがイマイチなら腹を括って最後方から追込一気？　差し・追込馬にとってペース次第でへブンアンドヘル。

一か八かを捌くのは、翌週ダービーで主役エフフォーリアに跨るノッてる若武者・武史。桜の藤岡佑は端から単発。2走前までのルメールはアカイトリノムスメへ。桜でそれに跨っていたのが武史だった。レイナスのダービー挑戦に端を発し、他馬も乗り替わりが多い。おそらく、アカイトリはルメ効果も手伝ってククナより人気になるだろうし、ひょっとしたら②人気もある。しかし、桜の内容はククナがやや上だろう。母クルミナルはオークス⑥人気3着。キンカメ×ディープ配合と血統背景もバッチリ！

【ステラリア】

鞍上に“日本人ナンバー１ジョッキー”の川田将雅を確保した。前走までの3戦は福永。一流だが、ユウガには及ばない。近年の実績からもそれは明白。福永が桜3着ファインルージュを選んだのではなく、ステラリア陣営がユウガを選択した。勝負掛けモード！

オークス好走馬を数多く輩出するトライアル忘れな草の勝ち馬。そこでは平均ペースを中団やや後方から上がり最速の末脚でぶっこ抜いた。2着エイシンヒテン、3着ビッグリボン、4着マジカルステージ、6着タガノディア―ナの顔ぶれや走破タイム（1580）からハイレベル。新馬戦を除き、近5戦すべて上がり最速と強烈な末脚が武器。その中にはキングストンボーイにクビ差惜敗のベゴニア賞やアカイトリに僅かコンマ3秒差のクイーンCも含まれる。いかにも舞台向きの脚質。血統はキズナ×Motivator（サドラー系）配合で、母ポリネイターは愛の重賞勝ち馬という欧州良血。キズナ産駒はグングン頭角を現しており、最近ではディープボンドが春天①人気2着、バスラットレオンがNZTを勝ってNHK③人気に支持された（落馬競争中止）。タフさがウリで重をこなす産駒も多い。

大外⑱はいかにも不利だが、腹を括れる利点もあるか。

推奨2頭、甲乙つけ難いので、

馬連・ワイド；①－⑱

今年は雨が多く、馬場状態もポイント。パンパンの良にはならないと見れば、パワー型の⑪ソダシも押さえておくべきか。今週、結婚発表した女優の新垣結衣ちゃんの誕生日【6/11】と同じ、6枠11番だとサイン派が躍起になっている(笑)　他では、ルメの⑦アカイトリ、桜で少し不利があった⑮アールドヴィーヴル、安定のディープ×ストームキャット配合⑩エンスージアムあたりも気になるところ。