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宣言前夜 キャバクラ超密着厳戒ナイトに思う

政府は先週金曜夜(4/23)、日曜(4/25)から東京都の緊急事態宣言発令を発表。“空白の1日”となった土曜日(4/24)、都内各地の観光地やレジャー、商業施設は皮肉にも大いに賑わったようだ。また、スーパーでは1人で買い物袋を3つ4つと持ち帰る客の姿が目立った。スーパーは日曜から休業する訳でもないのに、なぜまとめ買いするのか。“緊急事態“の語感から受け取る不安なのだろうか。。

それはさておき、キャバクラやガールズバーでは日曜からの休業を決断した店舗も少なくなかったようだ。金曜夜、知り合いのママから『明日、休業前に久しぶりに飲みに来て~』等と営業LINEが届いた。都内郊外の駅チカのキャバクラ。どんなものかと友人を1人誘って、久しぶりに足を運んでみることに。
土曜21時頃、都の時短要請通りなら閉店している時間だが、お店があるビル付近にはキャッチ女性の姿が。こんな時でもキャッチを出すとはいかにもタフである。
暇なのか? なんて思いきや、お店があるフロアに着くとちょっとビックリ。
入口ドア付近でお客さん数人とキャストがキャッキャしている。アイコンタクトしながら店内に足を踏み入れると、なんと超満卓ではないか! 大きな箱でもないのに、客とキャスト総勢ざっと30~40人位ごった返していた。マスクをしていない客もいる。聞けば、来店時は皆マスクをしているようだが飲み始めるとマスクを外し、帰る時にまたマスクをする客がいるのだとか。それを注意するのはハードルが高いのだと。確かにそうかもしれない。
平時でも滅多に見られないヤンヤの盛況ぶり。やり手ママの手腕もさることながら、翌日から休業すると聞いて駆け付けた常連客の熱き心で、熱気ムンムン。そのおかげで、この店では味わったことのないキャストとの超密着ムッチムチポヨヨ~ンを満喫♡ 飲み始めて1時間くらい経ったか。当方のボックスに回って来たママが小声で言う。
「上の店に警察が来たみたい。怖いから、いまドアを閉めたのよ」
なんでも、同じビルの上階にあるキャバクラが通報されたようだ。こんな時間にまだ営業していることとカラオケがその理由らしい。こっちにも来るのかな?なんてドキドキしながら予定よりも長居することにしたが、23時になってもお巡りさんは来ない。キャッチに出てた女性が上がって来て席に着いたので、外の様子を聞くと、「他の(キャッチの)コが警察に見つかって職質されて注意されたけど、今日までだから見逃してってお願いして、しょうがないなみたいなカンジで大丈夫だった」などと言う。警察も突然の休業要請に店を気遣ったか。だとしたら、ずいぶんと物わかりの良いお巡りさんである。しかし、それ以前に客引きは違法なのだが。。

そんなこんなで、さすがのママも24時には閉店しなければと思ったようでキャッチをいつもより早めに上げて、“追い出しモード”に。その気配を察知した当方もチェック。帰り際に、「明日からしばらく暇ねぇ~。あっ、もし飲みたい時は連絡して。こっそり開けるから」などと耳打ち。ここに限らず、厳しい中でも何とかしたいのはどこの経営者も同じだろう。この日ばかりは“駆け込み需要”もあって大盛況だったが、終わりの見えないコロナ禍で、時短要請、繰り返される緊急事態宣言で経営は逼迫している。

こんなことを書くと、東京都の緑のタヌキおばさんに「だから休業要請をだしたのよ」などと窘められそうだ。今回の要請は「人流を抑えるため」で対象は飲食店だけなく多岐にわたる。会見では「東京に来ないで」「他県に行かないで」などとやり、神奈川県の黒岩知事も「神奈川に来ないで」などど応戦。どうしてそこまでしなくてはならないのか?は「(ウイルスが)従来よりも強いから」だけ。以前、彼がタヌキおばさんに「ハメられた」と愚痴ったのは記憶に新しい。今回は会見でフリップを使ってアピールするなど、まるでお笑い芸人。二人とも「来ないで」「行かないで」などと言い合うサマは喜劇のようで可笑しかったが、危機感は伝わらなかった。

そんなんだから宣言前夜にキャバクラに駆け込んだ客はもちろん、国民の多くは“自分が危ない”とは思っていない。マスク、手洗い、うがいをしてれば無症状。感染してるかどうか分からない。かくいう私もその1人で、コロナ対策のおかげで風邪をひかなくなって良かったとさえ思っている。しかし、重症化しやすい高齢者や疾患のある人を感染から守らなければならない。そのためには、まず誰もが気軽に検査を受けられるようにする、いや、受けさせる。プロ・スポーツ選手や関係者は定期的に検査を受けなければならず、陽性なら無症状でも一定期間、チームを離れるように、みんなそうやれば良い。自分が陽性だと分かれば周囲にうつさないよう、行動を制限するのは当たり前。先進国でこんなに検査体制が遅れているのは日本だけだ。

人類が初めて直面する危機と言われてから、もうかれこれ1年以上。いつまでも初めての経験だからと、時短と休業要請を繰り返すだけではあまりにも無責任すぎないか。前にも触れたが、ワクチン普及、医療体制確保などやらなければならないことは山積み。楽しみにしている東京オリンピックもこのままでは開催できなくなってしまう。

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