【穴一途】桜花賞 回顧
- 2021/04/12
- 12:55
昨日、阪神競馬場で行われた桜花賞は、まさに『白馬の王子様』になった吉田隼人騎手の好騎乗も手伝って、美しい白毛のソダシが驚異的なレコードタイム【1分31秒1】で優勝。開催終盤でそれなりに馬場は痛んでいたようだが、好天に恵まれて直線内側を除けば高速リンク化していた。こうなると、内枠の先行馬が有利。スタートさえ決めれば、差し・追込馬に対して大きなアドバンテージをもらったようなもの。最後はサトノレイナスに際どく詰め寄られたが、阪神JFの時のように一旦、前に出られることもなかった。
ソダシは珍しい白毛馬、しかも強いとあって、ぬいぐるみ等のグッズが飛ぶように売れている。圧巻の桜Vで、今後ますます注目度がアップすることは間違いない。令和最初のアイドル・ホースが誕生した。
レース後、2着レイナス鞍上のルメール騎手はオークスでの雪辱を誓った。ソダシの金子オーナーは次走について『たぶん、オークスでいいと思う』等と話したようだが、クロフネ×キンカメ×SS配合で、母は砂馬ブチコという血統背景を考えると、桜と同じマイル戦で東京のNHKマイルのほうが、よりV確率は高いように見える。オーナー的には勝ち逃げはしたくない? それとも距離二四でも自信あり? いずれにせよ、次走が気になるところだ。
今週、日曜は牡馬クラシック第一弾の皐月賞が中山競馬場で行われる。牝馬の桜花賞のように2強というメンツではなく、登録馬の中に10頭ほど面白い馬がいる。2歳G1ホープフルS勝ち馬ダノンザキッド、それをトライアルで負かしたタイトルホルダー、共同通信杯Vの3戦3勝エフフォーリア、ルメールが手綱を取るアドマイヤハダルあたりが人気を争いそうだが、果たしてどうなるか? レースが待ち遠しい。
(ぴんくマン)